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いろんなパンケーキを食べに行こう

飲み物を選ばない万能メニュー

人によって好みというものには必ず差が出るものです。女性であればスカート派かパンツスタイル派かという服装の好みで分かれることもあるでしょう。異性の好みのタイプが違ったり、和食が好きか洋食が好きかという違いがあったり、人によって物事の味わい方やこだわり方にはそれぞれ自然に差があります。

嗜好品の例でいえば、紅茶派であるかコーヒー派であるかという好みの違いもあるでしょう。誰か人が訪ねてきたとき、畏まった相手であれば無難どころとして日本茶を出す事が多いかもしれません。しかしある程度気心の知れた友人関係の相手であるなら、「紅茶でいいかな」「コーヒーは飲めるよね」と相手の好みを気安く聞いたうえで飲み物を出す事も多いはずです。この二択に上がりやすい飲み物は、ある程度その相手の印象に左右されてはいないでしょうか。この人はコーヒーを飲みそうだと予想をつけていた大人の男性が、意外にも甘いミルクティーを好んでいると少し意外な一面を発見した気分になるでしょう。紅茶が似合いそうな優雅な雰囲気の女性が、ブラックコーヒー片手に難しい顔で書類を眺めていたら物珍しくて思わず目で追ってしまうかもしれません。

紅茶かコーヒーかという非常に単純な二択でも、それを選ぶ本人にとっては強いこだわりがある場合も少なくないものです。紅茶は大好きだけどコーヒーは好きではないという人、日頃からコーヒー派で紅茶は滅多に飲まないという人もいるでしょう。いつも口にしている飲料は、習慣として毎日同じになりがちです。習慣はやがてこだわりとなり、少々大袈裟に言えばその人のアイデンティティともいえる存在になるのです。好んで口にしている飲み物から、その人の個性すらも把握することができるでしょう。

しかし毎日飲んでいる物があったとしても、その飲み物と一緒に口にする食べ物は毎回同じとは限りません。どんなに毎日飲むほどのコーヒー好き、紅茶好きでも、おむすびとコーヒーを合わせる人、納豆定食の隣に紅茶を置いている人などはほとんどいないでしょう。紅茶とコーヒーはそれ自体の個性が強すぎるため、合う食べ物と会わない食べ物がはっきり分かれてしまいます。しかし数ある食べ物の中で、パンケーキはどちらとも抜群の相性の良さを発揮します。ビターなコーヒーと一緒に甘いパンケーキを食べれば、程よい調和が生まれる事でしょう。パンケーキに合せる紅茶は、ミルクでもストレートでも確実にマッチするはずです。隣に置く飲み物の個性を損なわず、自身の主張もおろそかにしないパンケーキは、まさに万能のメニューであると言えます。